
廃液乾燥機には、ダブルドラムドライヤー(DDD)、ツインドラムドライヤー(TDD)、シングルドラムドライヤー(SDD)の3方式があります。
ダブルドラムドライヤー(DDD)は内側に向かって回転する2本の蒸気加熱されたロールの間に処理物を供給することで、処理物すべてを薄膜状にし加熱・蒸発・乾燥を数十秒で行う方式で最もランニングコストの安い乾燥機です。
ツインドラムドライヤー(TDD)はツインドラムドライヤー(TDD)は、外側に向かって回転する2本の蒸気過熱されたロールの間に処理物を供給することで、処理物すべてを薄膜状にし加熱・蒸発・乾燥を数十秒で行う方式で、含油廃液・塩類含有廃液の乾燥に使用でき傷や腐食の問題解消にも対応しています。
シングルドラムドライヤー(SDD)は、回転するドラム内に蒸気を通し表面に送られた廃液や汚泥を蒸発・乾燥させる連続式の乾燥機で、低濃度廃液の乾燥に使用できます加熱効果が高く、安価なのが特長です。
特にシングルドラムドライヤー(SDD)の処理対象物は塗料廃液・インキ廃液・メッキ廃液・食品残さい・現像廃液、活性汚泥・脱流廃液・セラミック・酸化チタン・顔料・フェライト等と幅広く使用できます。
加熱効果が高く、1トンの蒸気で800キロ以上の水分蒸発ができる点、ダブル型やツイン型に比べて安価で、トップフィード、ディップフィード等、さまざまな供給方式を選択できるメリットがあります。